浄化槽は汚水を発生場所で処理する生活排水処理施設で、家屋をまたぐ管路施設を必要としないため、いわゆる空き家を除いた住居について優先的に施設整備が可能となり、これから迎える人口減少社会においても地方財政の軽減にむけ有効な生活排水対策と言えます。
同時に東日本大震災をはじめこれまで経験した震災においても、震災に強い浄化槽という事が確認され、今日浄化槽は下水道に代わる恒久的な生活排水処理施設の柱として期待されています。
設置された浄化槽の所期性能を発揮させるためには、維持管理が不可欠であることは言うまでもありませんが、保守点検においては環境省令で定められた技術上の基準に基づき実施されることが必要です。併せて、安定した処理水質を得るためには、保守点検・清掃・法定検査の三業務が連携した維持管理を行うことが極めて重要となります。
私ども広島県浄化槽保守点検協会は、処理方式の多様化が進む中、高度な保守点検技術を習得した管理士の育成に力を注ぐと同時に、広島県作成の保守点検記録票を活用した適正な保守点検業務を推進し、より信頼性の高い業務の実施を目指しております。
今後、広島県をはじめ各市町行政と協議を重ね、県民の皆様に分かり易い維持管理体制の構築に向け取り組んでまいりますので、関係各位のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
一般社団法人 広島県浄化槽保守点検協会
会長 船田 成治
県民、行政から信頼される浄化槽業界の構築に向け、下記のことに取り組んでいます。
①浄化槽法、県条例及び浄化槽維持管理に係る通知等の理解と関係者への働きかけ
・浄化槽維持管理に対する環境省の考え方
②県作成の保守点記録票を使用した保守点検業務の実施と普及啓発
・保守点検記録票
③浄化槽管理士の技術レベル向上に向けた取り組み
運営方針
当協会は、全県下保守点検作業の統一化を目指し、県民に分かり易い浄化槽維持管理体制 を構築し、さらに浄化槽保守点検業務の技術の向上を目的とした研修会等を開催するとともに県民から信頼される保守点検業者を目指す。
事業計画
2021年度、広島県浄化槽保守点検協会は、6つの活動方針に関連する下記の事業に取り組む。
1.浄化槽の普及・促進に関する事業
○広島県主催による浄化槽適正維持管理促進協議会及び事業者研修会への参加
○ホームページを活用した浄化槽情報等の発信及び会員拡充
2.保守点検技術の向上及び作業内容の統一化に向けた事業
○研修会の開催等
3.適正な保守点検業務の推進
○広島県作成の保守点検記録票の活用促進
○作業マニュアルに基づく適正な保守点検の推進
○広島県、清掃団体、法定検査機関及び浄化槽メーカーとの連携
正式 名称 |
一般社団法人 広島県浄化槽保守点検協会 |
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所在地 | 〒730-0841 広島県広島市中区舟入町2-20 |
TEL・ FAX |
082-208-0945 |
設立日 | 平成23年11月25日 |
代表者 | 会長 船田 成治(令和5年6月就任) |
会員 資格 |
当法人は、浄化槽の設置を推進し、地方行財政の健全運営に寄与するとともに、浄化槽の適正な保守点検の促進を行い、浄化槽に対する信頼性の向上と公共用水域の水質保全に寄与することを目的として活動し、これに賛同した法人または団体。 |
会員数 | 36社 |
主要 事業 |
(1)浄化槽の普及・促進に関する事業 (2)浄化槽の保守点検、清掃並びに法定検査の連携を図る事業 (3)保守点検技術の向上を図るための研修・講習会等の開催に関する事業 (4)会員の取り扱う資材等の共同購買事業 (5)その他目的を達成するために必要な事業 |
会長 | 船田 成治 |
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副会長 | 池田 智成 |
副会長 | 伊藤 義博 |
専 務 | 沈 聖武 |
理 事 | 藤原 まどか |
理 事 | 國正 佳照 |
理 事 | 岡山 諒太 |
理 事 | 鉄本 大地 |
理 事 | 福岡 勇真 |
理 事 | 川内 章吾 |
理 事 | 本長 康洋 |
監 事 | 高山 浩一 |
監 事 | 土井 啓嗣 |