浄化槽本体の耐用年数は30年以上経過しても十分使用が可能であるとされております。浄化槽の本体は樹脂製で腐食に強い材質なので、土圧等なんらかの原因で変形や漏水が発生しても殆どの場合が修理可能です。破損の状況や地盤の状況、浄化槽の種類によっては修理が難しい場合もありますので、保守点検業者にご相談下さい。
微生物の活動に変化が起きている為です。気温や気圧の変化、またはブロワが停止していた場合に微生物の活動が弱まり臭気が出ることがあります。別の原因で臭気が出ている可能性もありますので、保守点検業者へ相談をお願いします。
まずは原因を特定する必要があります。浄化槽本体と放流先(開口蓋や側溝など)が近い場合は、臭気が出ることがあります。これは槽内にブロワで常時空気を送っている関係で、殺菌消毒するための塩素の臭気や、浄化前の汚水の臭気が放流先に流れていきます。処理機能の改善や逆流防止用トラップ等、様々な方法で改善の可能性がありますので、保守点検業者へご相談下さい。
槽内で発生した虫が隙間や放流先から出ている可能性があります浄化槽で「汚泥」が出来る事によって水がきれいになります。虫として代表的なチョウバエはその汚泥で繁殖しやすい事から浄化槽内にはチョウバエや蚊等が生息し、季節によっては外へ出ていると考えられます。あまりにも虫が多く発生している場合には、槽内に吊るすタイプの殺虫プレートを設置したり、殺虫剤を噴霧することで解決できることが多いので、保守点検業者へご相談下さい。
洗剤の多量使用や微生物の働きの変化で泡が出ることがあります。洗濯用洗剤やシャンプー等が多量に浄化槽へ流入した場合、泡が発生することがあります。また、季節の変わる時期に微生物の働きが弱まることで、泡が発生することがあります。消泡剤を使用し、強制的に泡を消すことも可能ですので、ご保守点検業者へご相談下さい。
家庭ごと、使い方によってそれぞれ違う多くの微生物が活躍しています。ばっ気槽内には酸素を好む微生物が接触材の表面に付着しており、この微生物の働きにより、水がきれいになります。この微生物を「好気性微生物」といい、種類としては「ポルティセラ」・「ワムシ類」・「リトノータス」など、この他にも色々な微生物がいます。ばっ気槽内はそれぞれの微生物が働きやすい環境となるよう工夫されています。
刺す場合もありますが普通の蚊と変わりません。浄化槽は通常、蚊が発生することは少ないですが、浄化槽周囲の環境により槽内に産卵し、蚊が多く発生することがあります。蚊の種類にもよりますが、刺される場合もあります。
おおよそ2~3ヶ月程度です。有効成分がプレートから空気中に拡散し、槽内の害虫を駆除します。殺虫効果が持続する期間は多くの殺虫プレートで2~3ヶ月となっております。害虫により効果のある殺虫プレートが異なりますので、保守点検業者へご相談ください。